猫はなぜ、こちらの思い通りにならないのか
- kurorualice
- 6 日前
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――それでも人が猫と暮らしたがる理由
猫と暮らしていると、よく思う。
呼んでも来ない。
構ったら逃げる。
放っておくと、急に隣に座る。
あまりにも自由で、あまりにも気まぐれだ。
それなのに、人はなぜ猫に惹かれるのだろう。
猫は「支配されない生き物」
犬は人の感情を読む。
猫は、自分の感情を優先する。
この違いは大きい。
猫は、人に合わせて振る舞うことをほとんどしない。
嬉しいときは寄ってくるし、嫌なときは離れる。
そこに社交辞令はない。
だからこそ、猫の行動には嘘がない。
猫が寄ってくる瞬間は、選ばれた瞬間

猫が膝に乗るとき。
隣で丸くなるとき。
静かにこちらを見ているとき。
それは「仕方なく」ではなく、猫が選んだ結果だ。
この感覚は、人間関係ではなかなか得られない。
求められているわけでも、役割を果たしているわけでもない。
ただ「今ここにいていい」と判断された感覚。
それが、妙に心に残る。
猫は、人の承認欲求を壊してくる
猫は褒めても調子に乗らない。
怒っても反省しているふりをしない。
人間社会では、
・評価
・期待
・空気
こうしたものに振り回されがちだ。
猫といると、それが一切通用しない。
だから最初は戸惑う。
でも次第に、
「頑張らなくてもいい時間」が増えていく。
猫は「完璧な距離感」を知っている

猫は、近づきすぎない。
でも、完全には離れない。
視界の端。少し届かない距離。
必要なときだけ近づく。
この距離感は、かなり高度だ。
人間は、近づきすぎて壊すか、
離れすぎて関係を切るか、
どちらかに偏りやすい。
猫はその中間を、自然に選ぶ。
猫と暮らすと、人は少し静かになる
猫は、言葉を持たない。
だからこちらも、言葉を減らす。
すると、
・音
・気配
・間
そういうものに敏感になる。
猫は生活の中に、
余白を作る生き物なのかもしれない。
まとめ

猫は、優しくもないし、従順でもない。
でも、正直で、自由で、距離感がうまい。
だから人は、猫に好かれたとき、少し誇らしくなる。
それは支配ではなく、
選ばれたという感覚だからだ。
猫は、人を癒しているつもりはない。
ただ、自分らしく生きているだけ。
それを隣で見ているうちに、
人も少し、自分に戻れる。



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